知恵倶楽部 http://www.chie-club.com
読んで下さい

【 お母さんの足 】

これは有名な会社の面接試験。
一対一の面接をしないで全員に体育館に集まってもらい、社長さんが毎年質問するのは次の二つです。
「この中でお母さんの方たたきをしたことがある人、手を挙げてください。」みんな手が挙がります。
「親孝行ですね、みなさんは。では、もう一つ聞きます。お母さんの足を洗ったことのある人、手を挙げてみてください。」誰も手が挙がらない。
「もし皆さん方が我が社に入って一生懸命働きたいという気持ちがあるんでしたら、どうか今日はお家に帰ってお母さんの足を洗ってさし上げて下さい。それから我が社に入って下されば、こんな嬉しいことはありません。面接は以上で終わります。」

 言われた青年たちは、「今のこれ面接だったの。じゃ、この会社はお母さんの足を洗ったら採用してくれるの。有難い。」と喜んで家に帰って、お母さんの後ろばかりくっついてくるから、「なんで母ちゃんの後ろばっかり。気持ち悪い。また小遣いか。」「違う。母ちゃん、ちょっと風呂場に行こう。」「何で。」「母ちゃん座って。そして靴下ぬいで。」
「どうしてぬぐの、本当に気持ちが悪い子だね。」「あそこの社長さんが、今日面接試験で母ちゃんの足洗ったら採用するって言った。俺、母ちゃんの足洗うから。」とお母さんの足を洗った。
洗っているうち気がついた。二十二、三歳の青年を持つ母親の年、それは五十歳前後です。足の裏はかさかさなのです。
「かさかさになっている。俺たち育てるために母ちゃん苦労しとったよな。気がつかんかった俺。」時には泣きながらお母さんの足を洗う青年もいるそうです。この社長さん、感謝の気持ちが一杯ある方だと思う。そういう経営者のやっている会社は強いです。人間の一番大事な原点を忘れていらっしゃらない。私達は、みんな母の
血をもらって大きくなりました。


百枚のぞうきん
私が、Y小学校の校長を勤めさせてもらっていた時でした。当時八十五才の、田村さんというおばあちゃんが、ぞうきんを百枚を持ってきてくださったことがありました。
いちいち×印の糸目で縫い固められたぞうきんでした。一枚一枚がおばあちゃんそのもののように思われるぞうきんでした。 明治の精神が、あふれているようでした。
 私は合掌してこれをいただくと、百枚の中の四枚を、大きい額に入れて、校長室に掲げました。子どもだちも感動しました。 ぞうきんとして使うのはもったいない、という子供たちも大勢ありましたが、それではお婆ちゃんのお心に添うことにならない、ということになりました。掃除の仕方が変わりました。床も柱も、腰板も、階段も、ピカピカに、底光りがするようになりました。
ぞうきんの扱いが変わりました。洗い方、絞り方に心が入るようになりました。
 使った後の扱いが変わりました。お婆ちゃんがたいへん喜んでくださり、私にも、別に五枚縫ってくださいました。一枚は、寺のお内陣の掃除用に、残りの四枚は、額に入れ詩人坂村真民先生に書いていただいた色紙「めぐりあいのふしぎに手をあわせよう。」を入れる額の「地」にして、本堂に掲げさせてもらっています。そのぞうきんの額を見学するために、遠足に来てくれた小学校もあります。
 お婆ちゃんは亡くなられましたが、お婆ちゃんそのもののようなぞうきんは、今も、生き続けておいでです。
                                  (ある校長先生から)
【つもりちがい十ヶ条】
 高いつもりで低いのが教養
    低いつもりで高いのが気位
 深いつもりで浅いのが知識
     浅いつもりで深いのが欲望
 厚いつもりで薄いのが人情
      薄いつもりで厚いのが面の皮
 強いつもりで弱いのが根性
     弱いつもりで強いのが自我
 多いつもりで少ないのが分別
      少ないつもりで多いのが無駄
プライバシーポリシー | お問合せ | セキュリティポリシー | リンクについて
Copyright 2005. CHIE-CLUB. All Rights Reserved.