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【日本人の心が見えた】
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東京在住の八島英雄さんが、今度の震災の救援に行かれて、この逆境の中で、人々の豊かな人問性を見られて、つぎのことが書かれている。
私は阪神大震災の報道を知ってこれは大変と、東京での急用件を片付けて、奈良から被災地に出来るかぎりの救援物資を持って、役立てて頂こうと、皆さん達に届けに行きました。現地に行って、日本の人々の民度が高まっていて、素晴らしい人間になっているとつくづく感じました。
日本が暴力によって権力を獲得しようという戦争を放棄して五十年が経ちました。この五十年問で非常に素晴らしい国民、また、国になったことを今回のことで思いました。
私がバイクで被災地に近づいていって最初に驚いたことは、ガソリンの価格です。大きく赤い字で「ガソリンあります。一〇七円」と書かれていたのです。
神戸でば関西でもガソリソば高い所です。現実に被害前までは一二五円と書かれていたのです。被災地に入った途端に一〇七円で売られていたのです。私は被災地に入ったら当然価格が上がっていると思って大阪で給油して行ったのですが、このことで日本は変わったなあと思いました。
被災地に入れぼ、ガス、水道、電気が断たれている処で、バソ半額、水あります、トイレどうぞと、貼ってあります。それがあちこちに貼ってあります。商売物をこの非常時に定価以下で売っている姿に驚きました。
私はトラックや、ワゴソ車が救援物資搬送で渋滞して、身動きがとれない中をバィクで行ったのですが、車の脇をバィクや自転車が積めるだけの物賓を積み、自分の北早にはリュックを背負ったこのようなパイクが列をなして避難所に向かっているがこれも渋滞で止まっていたら、隣にバイクが来て、たぶん学生と思うのですが「おじいちゃん、お孫さんでもいるんですか」と声を掛けられましたので、「あんたは」と尋ねたら、「困った人のいる所に」と言うのです。
知人がいるというわけでもたし、ただ困っている人がいるから助けに行くというんです。心さなバイクに、くくれるだけ積み、そして背負っている救援隊とで杢言うべき姿が列をなして走っている。「日本はいい国になった」とつくづく思いました。全く他人のために自分が出来ることを、何の気負いもなく、さり気なくするという若老が育っているということ。テレビで放映されたのば、雨が降ると、傘や雨ガッパが無料で配られている、また、お惣菜屋さんが「今日は無料です」と言って、物品を並べている。水道も、ガスも出ないのに自分の炊事さえ大変という時に、一生懸命作って配られているのです。帰りに、真っ暗になった所に、たこ焼きと、たい焼きを作っている屋台が出ている。何と不謹慎なと思い、近づいてみると「無料」と書かれていたのです。普通だったら、どさくさにまぎれて、この際儲かるだけ儲けようと、高く売るのがあたりまえとされていたが、日本の国民はこんなにも向上したのかと驚きました。あれだけの震災があったのに、掠奪や暴動が全くないという。この日本に外国の人達も驚かれ、世界でもこんなことは初めてのことてはないかということです。いく人か古同い値段で品物を売る人がいるようですが、この様な善意で行動する人の大勢いる中には、それが通用しない杜会になったようです。どんな小さな光でも暗やみでもって、
それを消ずことはできない。どんなに暗い暗やみでも光が増えれば、暗やみは無くなる。この度の阪神大震災では、各国の見方でいろいろと報道された、そのうち、韓国の新聞では、暴動もなく、掠奪もなく、そして整然とした秩序ある行動の日本人をほめ讃えている。そして大統領もこのことに:言加えられている。逆境のとき、本当の心が見えてくる。
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