ウォーキング講座 No9 なんでだろう? 一度聞いてみたかったシリーズ(3)
Q 小分け歩きじゃダメ?
 最近になって歩き始めました。これまで毎日20分以上続けて歩かないと効果がないと思っていたのです。
ところが、続けて40分〜50分歩いても、10分づつ小分けに歩いても、同じような効果があると、友人から聞かされました。本当でしょうか?(54才女性)

 

A
●実験例1.1995年(イギリス・56名の女性対象)
 連続してウォーキングする群と10分間づつに小分けしてのグループ。
1日40分間、一週間に5日の頻度で20週間続けた。
結果、両群とも体力(最大酸素摂取量)は向上し、体重、皮下脂肪ともに減少した。
いずれも、ややきついと感じる程度のスピードで行ったもの。
● 実験例2.1999年(イギリス・同じ研究者達)
 73名の太り気味の女性(平均年齢37才)。同じく2グループに分けて速足のウォーキングを72週間実施。
その結果、連続組の粘り強さは23%向上。10分間づつの小分け組は13%向上。体重は平均で6.5%減と4.1%減。体脂肪率の減少では、2つの群で違いはなかったと報告されている。

 


1回10分でもO.K!!
最近の調査によれば速足で歩くことで、10分間に小分けしてのウォーキングでも、上記のように効果があることがわかりました。
忙しい人には、暇を見つけての10分間ウォークをすすめます。家や職場から5分歩いて戻ってくれば10分。体力がついてくると、同じ時間でもグイグイ距離が伸びてくるのが、面白いのです。
但し、計5分では、安静状態から"運動している状態"になるまで2〜3分かかり、実際の運動状態が短くなってしまう。これではあまり効果は望めないでしょう。
10分ぐらいでは、手に入らないもの
 少し運動強度をあげて「ややきつい」か「きつい」くらいの運動を30分ほど続ける。そうするとβエンドルフィンと呼ばれる快適酵素(脳内物質)が湧き出し、スカッ!と爽快になる。何んと言ってもこれが、ウォーキングの醍醐味の一つでしょう。精神的には「ハイ」な状態で、痴呆や物忘れなどの脳の退化も防ぐと言われている。

遠くを見る たのしさ夏の来りけり
 5月6日、立夏。大村湾そして西彼杵半島を臨む棚田には一面のレンゲ草。
緑の風を受けて、揚ヒバリが昇っていく。
ふるさとの自然を満喫する。絶好のウォーキングシーズンです。
※次回は、一度聞いてみたかったシリーズ(4)
汗はかけばかくほど身体に良いか?
水分補給のノウハウ です。お楽しみに・・・


靴のみさ TEL 0957-54-5008
FAX 0957-54-5702
日本ウォーキング協会公認指導員  児島 正興様より提供